1910年に製造されたメンズ用の腕時計[銀無垢]です。
2024年12月にOH済み 日差1分以内
100年以上の時を経てもなお輝きを放つ、希少な1910年製のアンティークウォッチです。
シルバー無垢(純銀製)のケースは、経年による美しい艶をまとい、アンティーク特有の上品な風合いを楽しめます。
ベゼル部分にはエナメル装飾が施され、クラシカルでありながら華やかさを演出。
職人の手仕事による繊細なデザインは、現代の時計にはない独特の存在感を放ちます。
文字盤には琺瑯(ほうろう)仕上げが施され、100年の時を経ても艶やかです。
[琺瑯文字盤について]
琺瑯文字盤は、金属板の上にガラス質の粉末(エナメル)を高温で焼き付けて作られます。このため100年経っても色あせず、純白で艶のある輝きを保っています。
印刷や塗料では出せない、まるで陶磁器のような深みと透明感が特徴です。
当時は一枚一枚、熟練職人が手作業で焼成。
温度や時間を少しでも誤ると割れてしまう繊細な工程のため、歩留まりが低く非常に高価でした。そのため、琺瑯文字盤の時計は高級機や特注モデルにしか採用されなかったのです。
ガラス質ゆえに紫外線や湿気に強く、文字やインデックスがくっきりと残るのも琺瑯ならでは。小さなヒビ(ヘアラインクラック)すらも時の積み重ねを物語る“風格”として愛されます。
[針はブルースチール]
ブルースチール針(青焼き針)は、時計職人の繊細な温度管理と経験によって生まれる伝統的な工芸技法です。
鋼製の針を約290℃前後で丁寧に加熱し、表面を酸化させて自然に発色させることで、深く澄んだ青色が現れます。
これは塗装やメッキによる着色ではなく、金属そのものの色変化によるものです。
この焼き入れによって生まれる青は、光の角度によって群青から紫がかった色まで表情を変え、まるで生きているかのような美しさを見せます。
日差は1分ほどで、当時の時計としては極めて精度が良いです。
滅多に出回らない貴重な1本です。
ぜひご検討よろしくお願い致します。
《最後の写真はサイズ比較用です》
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